トゥクトゥクでタイ料理やコーヒー等を販売している方はいらっしゃいますが、焼き芋の移動販売している方がいることを知り仰天させられました!焼き芋窯を積んでる!?誰も考えないようなぶっ飛んだことをされている方がいることを知りワクワクさせられてしまいました(^O^)
同じ神奈川県内にお住まいだと言うこともあり、神奈川県平塚市・大磯付近で日本初!勿論世界初!のトゥクトゥクで焼き芋の移動販売をされている「Chaimoya」さんのオーナーにお話を伺いに行ってきました。焼き芋窯を載せたトゥクトゥクは圧巻です!
試行錯誤を繰り返しながらスタートし現在、そして今後へと続くトゥクトゥク移動販売焼き芋ストーリーを紹介します。
脱サラして焼き芋屋を起業!
丁度働き方改革が話題になり始めたとき、オーナーは会社に縛られる人生よりも自分の好きなことで起業することを決意。それが2017年の年末。以前から焼き芋が好きで自分で焼いて食べたり、友人や近所の人に配っていたら思いのほか評判が良く友人たちからも「これ販売できるよ」と褒めてもらう事態に!
更には色々な焼き芋屋さんを食べ歩いていると、「これは自分の焼き芋はいけるのかもしれない」とオーナー自身も思うようになり、焼き芋屋を開店することを決意したのでありました。
なぜトゥクトゥクを選んだのか?
タイに行ったことはないけれど、トゥクトゥクが好き。他の車で焼き芋考えたけどもっと面白そうで誰もやっていない乗り物が良い!そんな思いもあってたどり着いたのが、絶対に他の人がやっていないタイの三輪自動車トゥクトゥクだったのです。
実店舗は2018年2月にスタートし、トゥクトゥクでの販売は2019年1月からスタートさせたとのこと。
ツイッターやインスタグラムで店舗の外観はお見かけしていましたが、まさかこんなところに焼き芋店があるなんて!ガレージを改造して店舗の外観、内装も全て一からご自身で作ったとの話を聞き驚きました!
そしてトゥクトゥクの焼き芋移動販売車Chaimoya号を目の当たりにしてただただ驚くばかり。
凄い!!通常のトゥクトゥクの後部座席に人が乗れるシートは無く、その代わりに大きな焼き芋窯が乗っているではないですか!さすがに後部座席を改造して窯を設置する作業は外部に依頼。
それが、どこで購入したトゥクトゥクであろうとも車検、整備、故障にも親身になって対応してくれる神奈川県大和市にある「ガレージトライ」さん。
後部座席の窯周辺は遮熱対策もしっかりとされているので、物が溶けたりする様な不具合が生じることはないのだとか。
冬は暖かくて良いようですが、「5月くらいからはものすごい暑さになります」とオーナー。
窯は200度以上になるそうで、あの大きさとこの温度の物が後部座席に乗っているとなると夏場に稼働させたらとてつもない暑さになっちゃいますよね。ただでさえ、普通のトゥクトゥクでも夏場の体感温度はかなりの物がありますから。
窯を後部座席に乗せていることもあって、後ろが見にくくなってしまったためバックモニターも完備し安全対策もバッチリ。
夜はギラギラにライトアップされた目立ちまくりのトゥクトゥクChaimoya号。焼き芋の美味しさは勿論のこと、その珍しい風貌の焼き芋屋に大人も子供も釘付!トゥクトゥクに乗っていると特に子供からの注目度は高いですよね。
Chaimoyaの名前の由来は今は亡き愛犬「Kogecha」の名前から。
来シーズン(2019年10月?11月?)からの販売は?
昨シーズンは実店舗と移動販売を一人で行うのは大変だったようです。2019年の10月?11月?の販売開始のときからは夫婦二人三脚で実店舗とトゥクトゥクの移動販売と両方とも稼働させる予定だそうです。
これで来シーズンからはトゥクトゥク焼き芋号に出会える機会が以前よりも多くなるのではないでしょうか。平塚、大磯とは言わず、今後は横浜辺りでトゥクトゥク焼き芋号Chaimoyaさんをお見かけすることが出来るかも!?
期待しています(^O^)
扱う予定のサツマイモの種類は種子島産の安納芋、熊本産紅はるか、茨城産のシルクスイートになるそうです。
一時期は自らサツマイモを畑で育てることもしていたようですが、順調に育っていざ収穫!となったときにまさかまさかの事件が発生!なんと!見事にイノシシに食べ尽くされてしまったそうな。
その時は泣く泣く自らが育てたサツマイモで焼き芋を販売をすることを諦めたとのこと。イノシシ対策をしても防ぐのは難しそうなので今後は自ら栽培することはない!と決心したオーナーなのであります。
時期の関係もあり、今回は焼き芋は食べることが出来ませんでしたがシーズンが来たときにはぜひ食べなければ!分け隔てなく気さくに色々な話を聞かせて下さったChaimoyaのオーナーさん本当にありがとうございました。また可愛いトゥクトゥクのステッカーもいただきありがとうございます。
今後はイベントに出店してほしい!そんな依頼も来るかもしれませんね。そんな依頼やトゥクトゥクでの移動販売の場所や時間は、Chaimoyaさんのツイッターやインスタグラムでご確認ください。