トゥクトゥクの運転席夏は暑くて冬は寒い?

グリーンのトゥクトゥク

バンコクは年中半袖で過ごすことが出来る気候ですが、季節によってトゥクトゥクに乗っていると快適な気温のとき、日中だととても暑くて不快なときがあります。運転手も乗客も。

バンコクで元気に走っているイメージが強いかもしれませんが、実は暑さにもそこまで強いとは言えません。暑すぎると運転手や乗客にとっても過酷ですが、車体にとってもそれは同じです。

暑さによる影響でキャブレター等に不具合が生じやすくなってしまうので。

では日本でトゥクトゥクを乗るとどんな感じなのか?

トゥクトゥク日本で乗ると季節の変化もダイレクトに感じられます。左右の窓がないので走っていると風を身体で感じられる乗り物です。沖縄なんかだと年中気温を気にすることなく快適に乗れると思いますが、本州だと流石にそうはいきません。

本州だと大体3月中旬くらいから5月までは暑さを気にせず非常に快適に乗ることができます。6月くらいから暑さが気になりだし、7月、8月、9月は非常に暑いです。

決して快適に乗れるわけではありません。照り返しの熱も感じやすく正直めちゃくちゃ暑いです!

10月と11月の前半までは快適に乗れます。それ以降12月~2月までは冬の寒さとの戦いになります。雪国でトゥクトゥクをお持ちの方の場合は冬の時期は雪が積もっていて乗れない、なんて方もいるのではないでしょうか。

夏は暑くて冬は寒いのがトゥクトゥク

大抵のトゥクトゥクの屋根は黒のビニールレザーなので夏場は日光を吸収しまくって非常に熱くなります。そして、トゥクトゥクはエンジンが運転席の真下にあるので、そこからの熱も感じやすく夏場は本当に暑いです!

鉄板への熱の伝わりと熱風、ビニール製の屋根はありますが直射日光による暑さがダイレクトに伝わってきます。屋根のビニールも基本は黒ですが、色によって多少の違いはあると思います。白だとだいぶ違うのかもしれません。

天井からの暑さを和らげるためには、アルミシートの様な遮熱できる物を挟んだりするとそれだけでもだいぶ違います。また、エンジンと座席の間にも熱に強い遮熱材を一枚はさむだけでも全然違います。

また、トゥクトゥクの座席のシートもビニールレザーで出来ているので、通気性がなく夏場は座っているだけでも背中やお尻は汗でビッショリになります。メッシュ素材の背中当てを使用したりするとこの不快感は大分軽減できますけどね。

風のないときでも走行していると風が入ってきて快適なのですが、信号待ちで止まると暑いです!その時に一気に汗が出てくる感じですね。そんな時には小型の扇風機があるとだいぶましになります。あった方が良いと思います。

運転席横のポールや上部にクリップで取り付けられるので、夏場はあるときっと活躍してくれますよ。

また、雨の時には運転席左右、後部座席左右と後部に雨除けのシートが使えますが、夏の雨の時全てのシートを下すと蒸し風呂状態になります。お客さんを乗せないのであれば、シートは後部座席の左右と後ろだけでも十分だと思います。

まぁ、雨の日には乗らない!これに尽きるのですが。

では冬はどうなの?冬は寒いです!風がある日はかなり寒いです!上半身はダウンを着れば大丈夫、下半身も保温性の高い物を着れば良いのですが、上半身と比べてると足先から冷えるので寒さを感じやすいです。スニーカーだと足先がかなり冷えますね。

運転席と後部座席にサイドの取り外し可能なカバーがあるので、あれば下しておいた方が風が直接入りにくくなるためだいぶ暖かくなります。後部座席のサイドカバーは車体を購入すれば無料でついているはずですが、運転席のカバーは別売りだったりもします。

これは販売店によって違うと思うので、購入前にぜひ確認を!運転席にカバーがあるのと無いのとでは寒さの感じ方、雨の時の降り込み具合に大きな差がありますからね。

東北地方等寒さ厳しい地域にお住いのトゥクトゥクのオーナーさんはもしかしたらヒーターを後付けしたりしているかもしれませんね。ヒーター+カバーをしていればだいぶ暖かいでしょうね。

極寒地の方の場合には寒さ対策を車体とドライバーの両方でやらないと非常に厳しいと思います。トゥクトゥク自体タイの温暖な気候の中で走っているので、日本の寒さを意識してなんて作られていないですからね。

雨の日は運転席の左右にカバーが付いている方が雨が降り込んでこないので安心です。後部座席のカバーだけだと前から雨がそのまま降り込んでくるので後部座席は濡れてしまいます。乗っている人も当然濡れます。

後部座席に人を乗せて雨の中を走るのであれば、運転席の両サイドのカバーがないと後部座席の人はびしょ濡れになってしまうのでご注意を!バンコクでも雨の時に乗客として乗るとかなり濡れます!

地域差はあると思いますが、本州でトゥクトゥクを乗る場合に寒さに震える必要がなく、汗ダラダラになる心配もなく快適に乗れるのは3月後半から4月、5月、9月後半から10月、11月辺りまででしょうかね?

3 COMMENTS

くらた

今高校のビジネスプラン作りで私たちの班は過疎地域の交通発展のためにトゥクトゥクを活用しようと考えています。そのうえで夏、冬の暑さ、寒さの対策を考えていますがなかなか進展がありません。何かいい案はありますか?

返信する
トゥクトゥクマニア

くらたさん

ご質問ありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。この記事をお読みになってのご質問と受け止めます。
正直なところ、これ以外に私も思いつきません・・・

扉を付けてしまったりすると、トゥクトゥクの車両登録上の扱いが変わるのでハードルが非常に高くなります。
Xでトゥクトゥクのオーナーさんに夏の暑さ対策、冬の寒さ対策を聞いてみますね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください